パステルアートとは聞いたことがあるけれど、「一体どうやって描くの?」「画材は何を使うの?」そんな疑問を抱えていませんか?やってみたいと考えていても、初めてなら全てが分からないことだらけですよね。
昨今パステルアートという言葉は、一般的にもかなり認知されるようになりましたが、そもそもパステルアートとは具体的に何なのか?その答えはシンプルで、「パステルという画材を使って描くアート」になります。
本記事ではそんなパステルアートの魅力に迫ります!きっと読み終わる頃には、「パステルアートなら私にもできそう!描いてみたい!」そんな気持ちになっているでしょう。
パステルアートとは一体何なのか?
パステルとは、乾燥させた顔料を粉末状にし粘着剤で棒状に固めた画材ですが、「パステルアートを描いている」と言うと、「パステルって何?クレヨン?クレパス?のこと?」と言われることがあります。
パステルアートで使われるパステルは、ソフトパステル、ハードパステル、セミハードパステル、オイルパステルなどがあり、「パステルアート」はそれらのパステルを用いた絵の総称になります。
主な描き方としては、パステルを直接コットンで擦って描いたり、削って粉状にしてから指やコットンに付けて描きますが、応用で型紙(ステンシル)や消しゴムを使うとバリエーションが増えて楽しいですよ。
ちなみに美術の世界でパステル画というと、ソフトパステルで描かれたものを指します。
ここでは、パステルアートで主流のソフトパステルとハードパステルについて簡単にご紹介しますね。
ソフトパステル
ソフトパステルは、最小限の粘着剤で顔料を固めた画材で、見た目は角のない円柱形のものが多いです。
柔らかめのパステルなので、触っただけですぐに粉が付着し、種類によっては脆いものもあるので、取り扱いには多少注意が必要です。
私もソフトパステルを使っていますが、色の乗りや伸びが良く、綺麗で鮮やかな発色が気に入っていますよ。
代表的なメーカーとして、ホルベイン、ファーバー、レンブラントがあります。
ハードパステル
ハードパステルは、粘着剤で多めの顔料を硬化させた画材で、見た目はチョークのような形です。
スティック状で固いですが、力を入れすぎると簡単に折れてしまいます。
色を塗るにはカッターや腰網で粉にする必要がありますが、その硬さを利用してパステルの角を使うと、細部の描写も可能です。
代表的なメーカーとして、色が豊富なヌーベルのカレーパステルがありますが、初めててどれを選んでいいのか迷ったときにはおすすめです。
いかがでしたでしょうか?どのパステルを使うかは好みによりますが、自分がしっくりくる画材を選んでみましょう!最低限必要な画材道具も、100円ショップや文房具屋で購入できて、「簡単に誰でもすぐ美しいアートが描ける」と言ってもいいくらい、パステルアートはコストパフォーマンスが良いのです。
パステルアートの魅力
パステルアートは絵が苦手な人や初心者でも、「デッサン力は不要、誰でも簡単に美しいアートが描ける」といった最大の魅力があります。
私は以前、イラストレーターをやっていた時期があったのですが、描く為には絵具や筆、筆洗バケツや大き目の紙を用意したり、ある程度広い作業スペースが必要でした。
妊娠中に考えていたのは、「こんなに時間や手間がかかっていては、子供が生まれたら難しいな」ということでした。
そして、「妊娠中や育児期間中でも手軽に描ける方法はないかな?」と探していたときに見つけたのがパステルアートの世界でした。
当初の理由は、「誰でも簡単に描ける、画材も手軽に揃う」そんな部分が大きかったのですが、続けていて体感したのは、自然にアートセラピーを取り入れているということ。
アートセラピーには様々な種類がありますが、目に見えない心や感情といった、言語表現できない部分を、クライアントに描いてもらうことで心的回復を促します。
また右脳を活性化させ、感覚器官を刺激したり、ストレスケアや癒し効果、コミュニケーションツールとして、教育や医療の現場で役立っています。
こんな大きな魅力を知り、アートを描くという好きなことをしながら、心身や脳の状態を整え癒せるなんて一石二鳥!いや、それ以上の価値があると感じています。
育児中やこれからママになる方には、セルフケアを身に付けられるので本当におすすめですよ。
まとめ
パステルアートとは一体何なのか?その解説と魅力をお伝えしてきました。
パステルアートを始め、絵画や粘土、音楽やダンスなどの表現を土台にしたアートセラピーは、まだ歴史の浅い分野ですが、心身の状態と健康に深く関わる観点から、その可能性には今後ますます注目が増えると感じています。