「絵を描くと精神安定できる」そんな話を聞いたことはありませんか?
私も4歳の娘がお絵かきをしている姿を見ると、「すごく集中してるな〜」と感じてよく見ています。
私も子供の頃から絵を描くことが好きで、教科書の隅やノートの余白によく落書きしていたものです。
最近では、スマホやパソコンなどのデジタルツールで手軽に描けたり、大人の塗り絵なんかも趣味として人気ですよね。
どんな方法でも構いませんが、絵を描くことが心を落ち着かせたり、ストレス発散に役立っているのは事実です。
今回は、絵を描くことで精神安定してみたいあなたへ、効果やメリットを詳しく解説していきますね。
絵を描くと精神安定ができる
絵を描くと精神安定ができるというのは、果たして本当なのでしょうか?
精神安定や気分改善のポイントは、嫌なこと以外に意識を向けて注意をそらすことです。
それにぴったりなのが絵を描くことなのですが、没頭すると雑音的な感情や思考をシャットアウトできたり、感情がフラットになっていくんですね。
絵を描くことと精神的な部分には、密接な関係があることが理解できます。
絵を描くことで得られるメリット2つ
ではここからは、絵を描くことで得られるメリットを2つご紹介していきます。
ちなみに、すでに絵を描いている方にとっては、よりよい作品作りにつながると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。
①絵で吐き出してスッキリ爽快
普段の生活の中で、頭と心の中に溜まっていたモヤモヤを、絵で吐き出すことによってスッキリさせることができます。
頭の中に残っている過去のできごとは、イメージとして記憶に残り蓄積されていきますが、大人になるにつれてその量は増えますし、潜在意識のものに関しては自分では気付きません。
そんな膨大な記憶の中には、もちろん嫌な思い出や失敗など、ネガティブなものも含まれていて、今現在もそれがわだかまりとなっているケースが多いです。
絵を描くことで吐き出して、スッキリお掃除できるとクリアな気分で生まれ変わることができるでしょう。
②絵に没頭して集中力を高める
絵を描くことに集中することによって、だんだんとざわざわしていた気持ちは落ち着き、頭の中のおしゃべりは黙り始めます。
特に細かい絵を描くとき、その作業は神経を集中している状態なので、いわゆる瞑想状態の感覚になります。
例えば、花びらや木の葉の一枚一枚を描いたり、髪の毛一本一本を描くような作業は単調ですが、没頭するとまるで写経しているかのようです。
そこまで集中力が高まるのは、その絵に対していかに質感を与えるか?ということに淡々とした感情で取り組むため、自然と集中できるのでしょう。
単調で同じパターンを繰り返し描いているとき、余計な雑念は排除され無心になっていることに気が付きますよ。
以上のことから、定期的に絵を描くことは、感情や思考の自己メンテナンスに大きく役立っていて、多くの人が気分改善の効果を体験していたり、嫌な気分がスッキリ発散されるということに納得できるでしょう。
また、本格的に絵を描いている人にとっては、心に乱れや迷いなどがある場合は、どうしても心の内側が絵に現れてしまい、本当の自分の実力を出し切ることができないものです。
その観点から見ると、いつどんなときでも、感情をフラットに平常心で描き続けることは、とても価値のあることだと言えます。
絵を描くことで瞑想状態になれる
絵を描くと精神安定できることはもちろん、先ほども書いたとおり瞑想のようにリラックスして感情や思考を無にすることができます。
描いている間は集中していて、それまで考えていたことや感じていたことを手放せるので、自動的に瞑想状態に入れます。
私は日頃から3色パステルアートを描いていますが、あらかじめ決まっている簡単な見本と描き方の通りに描けば、一枚の素敵なアートが完成します。
よくある、「何をどう描こうか?」「うまくできあがるのか?」といった問題に悩み考える手間がありませんし、ハガキサイズなら15分もあれば、楽しみながら頭の中をすっきりさせ、心の安らぎを実感できますよ。
普段の生活でやるべきことに追われ、ストレスの多い毎日を過ごしている方、これまでいろんな瞑想を試みたが1分も瞑想できない、続かないという人にこそおすすめです。
絵を描く才能がないと思っていたり、絵を描く楽しさを知らなかったりする人でも一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
絵を描くことで精神安定してみたいあなたへ、効果やメリットを詳しく解説してきました。
楽しく手軽な感覚で、紙に鉛筆やクレヨンでただ落書きのように描くだけなら、上手い下手といった芸術の技術や、高価な道具は必ずしも必要ありません。
15分程度絵を描くだけで気分がよくなるのだから、少なくとも一過性にはシンプルかつパワフルな手段であることは間違いないでしょう。
絵を描くことは薬になるので、あなたにもぜひ描いて欲しいですね。