あなたの周りを見渡すと何でも自分の思い通りにしたい人っていませんか?自分の思い通りにならないと不機嫌になったり態度が変わる人。
そんな人達って、もしかしたら自分のことをよく理解していないのかもしれませんよね。
そこで今回の内容は何でも自分の思い通りにしたい!そんな人の心理と特徴についてお話していきます。
気になっているあなたはもちろん、あなたの周りにも当てはまる人がいないか確認にしてみて下さいね。
思い通りにしたい人の心理・特徴4つ
思い通りにしたい人がまず自覚すべきことは、そもそも他人というのは自分の思い通りにはできないという事実です。
そのことを知るや知らずや、人は思い通りにならない状況にイライラし、やがて誰かのせいにして攻撃したり、そして自分の思い通りになるよう要求を始めてしまいます。
これは心理学的にコントロール欲や支配欲と呼ばれていますが、ここではそんな人の特徴を4つご紹介していきますね。
①権威や力を使う
親と子や、先生と生徒など一般的に上の立場の人に当てはまる傾向があります。
「私の命令は絶対だ!言う通りにしなさい!」と上司や目上の立場を利用して、相手の行動や感情を押さえつけます。
また暴力を使って相手を思い通りに動かそうとしたり、言うことを利かない子供を殴ったり、女性を力づくでものにしようとします。
②正当化する
自分が正しいと主張することで、相手を思い通りに動かそうとする人です。
自分が絶対に正しいと思っていますから、自分の考えや意見を人に押し付けます。
「私は一生懸命やっているのに、うまく行かないのはあなたのせいだ!何とかしてよ!」と自分がこうしてほしいということを相手にはっきりと伝える人です。
またこのケースで厄介なのは、自分が正しくないとわかっても、自分の考えや意見に固執し、相手の考えに興味は示さず、何が何でも自分の思う通りにすることです。
③脅して恐怖心を煽る
子供の頃に無条件に愛されるという経験が無かった人は、他人に愛されるには相手の機嫌をとらなければ自分は見捨てられるという恐怖心を持っています。
子育て中によくありがちな「ちゃんと言うこと聞かないと、怖いところに連れて行くよ」と恐怖心を煽って思い通りに動かそうとするものです。
他人を思い通りにしたい人は「言うことを聞かないと、痛い目に合うぞ。」と、まさに自分が子供の頃に一番怖れていた言葉を相手に突きつけ脅すのです。
④負けず嫌いでムキになる
勝ち負けにこだわり負けず嫌いというのも多く見られる特徴です。
相手に「こうして」と要求した場合その通りにしてもらえなかったり断われたりすると単純に「負けた」と感じてしまいます。
相手を自分の要求に従わせることで優越感を感じます。
自分が一番優位な立場でありたいと思っているので、余計勝ち負けに固執してしまうのでしょう。
ですから勝負ごとに負けると、ムキになって感情を露わにします。
大声を上げて悔しがり、物や人に当たることもあるでしょう。
いかがでしたでしょう?真似したく無いような特徴や心理状態のものばかりですよね。
もし、読んでいるだけで気分が悪くなってしまったあなたの心の中には、コントロール欲に関するトラウマや心の傷が癒しを求めているのではないでしょうか?
冒頭で申し上げたように自分のことをよく理解していないのかもしれませんね。
コントロール欲を手放す
コントロール欲で気を付けたいのが徐々に増幅することがある点です。
先ほども話した通り、コントロール欲が強くなる原因は、過去に体験したトラウマ、心の痛みや傷などです。
自分の持っているコントロール欲求に気付き、手放し消化する方法を身につけていくことが大切になってきます。
私が実践しているアートセラピーでこれを手放し消化することができるのですが、とても効果的な方法なので、簡単に説明しますね。
- 紙とパステルや鉛筆を用意します。
- 目を閉じて、自分の内側に集中しましょう。
- 出てきた感覚や感情をキャッチし、絵で表現して描きます。
- 描き終わったら絵と向き合い、自分のコントロール欲を認めます。
- 充分絵と向き合ったら、絵を捨てて手放します。
これだけでも効果はありますが途中いくつか簡単な質問をします。
詳しくはまた別の機会でご紹介していきたいと思います。
コントロール欲を手放すにはまずなぜその欲求が起こるのかを考えなければなりません。
自分の内側を深掘りする時間でとても大切になります。
まとめ
人間ならばコントロール欲求の他にも様々な欲求を必ず持っています。
しかし、欲求そのものを無くそうというのは極めて難しいことです。
もしあなた自身コントロール欲が強いと感じたなら、今回ご紹介したアートセラピーを試してみることをお勧めしますよ。
欲求は生きていく限りずっと続くわけですから、それと上手な付き合い方を学んでいくことが一番大切になります。
まずはゆっくりと冷静に自分と向き合い、できることから変えてみてくださいね。