本当の自分を出せないと感じながら、笑顔で優しく、気遣いのできる「良い子ちゃん」を演じていませんか?そして「どうしてあの人は自分を素直に出せるの?私もそうなりたい…けどできない!」と途方に暮れていませんか?
本当の自分を出せずに空気を読み、性格を偽って良い人のふりをするなんて、辛いし疲れてしまいますよね。
偽りの自分から解放され自由に生きていきたい!そんなあなたへ、今回は本当の自分を出せない原因を解説し、本当の自分を出すポイント3つをお伝えしていきます!ぜひ最後までお付き合いくださいね。
本当の自分を出せないのはなぜか?
最近は非対面のコミュニケーションが増えたことや、SNS上で自分のキャラクターを作りやすいこともあり、ますます本当の自分を出しにくい社会になっていますよね。
そんな社会の中で、本当の自分を出せない大きな原因は自分をさらけ出して、全てを知られたら、拒絶されて愛されないと思い込んでいるからです。
例えば子どもの頃、言いたいことを言って「これもダメ!それもダメ!」と責められ否定されたことで「そうか、言いたいことを言うと怒られるんだ。」「わかった、嫌われたくないから言わないようにしなくちゃ。」という典型的な思い込みができてしまいます。
テストの点が悪ければガッカリされ、かけっこが遅ければ人と比較される中で「相手の望む自分にならなければ愛されない。相手にどう思われるか?」ということが心配になり、本当の自分を出せなくなってしまうのです。
また「本当の自分はダメ、怒られたくない、嫌われたくないから隠さなければいけない。」という思い込みが強くなると「自分は悪い、欠けている。」という自己否定が生まれます。
このように本当の自分を出せないと、深いコミュニケーションを交わすことができませんし、好きな人や仲良くなりたい人とも「この人は心を開いてくれていないんだろうな。」と感じさせてしまい、信頼関係を築けません。
大抵の場合、そもそもの始まりは親で、親が我が子の個性や能力を受け止めきれなかったことに原因があります。
つまり、親自身も自分を受け止めきれないまま大人になっていたりすると、我が子を受け止める器もそこまでになってしまうのです。
私も一児の母、親としてそのことを強く感じさせられます。
自分を出すためのポイント3つ
本当の自分を出せない原因を知って頂いたところで、具体的にどのようにして本当の自分を出していけば良いのでしょうか?そのポイントを3つご紹介していきますね!
①自分を認めてくれる人を見つける
自分に興味関心を持ってくれて、自分のことを理解してくれる、見てくれる、そんな関係性の相手との時間を増やしましょう。
他者から受け入れてもらうことで、自分で自分を肯定し、受け止めることができます。
その為には、自分から相手のことを受け入れる努力が必要になりますが「人は自分のことを受け入れてくれる相手を、自分も受け入れたくなる。」という心理が働くようになっていますので、まずは自分から相手を受け入れ認めていきましょう。
大切なのは、自分を知って欲しいなら、まずは自分から相手を知るということです。
身近な存在の家族や夫婦、パートナーや親友との間でこの段階まで進むことができれば、あなたすでに本当の自分を出せるようになっているでしょう。
②過去を引きずらない
愛されなかった、受け入れてもらえなかったなど、過去の経験が本当の自分を出すことへの怖れにつながっている人は、過去と現在を切り離して考えるようにしましょう。
例えば、好きな人にフラれて終わった恋をいつまでも引きずっている…なんて話をよく聞きますが、それでは成長できませんし、昔のあなたがその時フラれたからと言って、今のあなたが新たに好きな人にフラれるわけではないのです。
今と向き合うことが大切で、過去のあなたと現在のあなたは全く違うのです。
怖れの感情を手放し、今この瞬間、目の前にいる人とコミュニケーションをとり、起こる出来事と向かい合い関わっていきましょう。
③自分を愛して自信を持つ
本当の自分を出せない理由はいろいろありますが、最終的に根っこを掘り下げていくと自信を持っていることが重要になってきます。
生まれた家の貧富、生まれ持った容姿、学歴など自分の意志では簡単に変えられないものってありますよね?人が置かれている現実の状況を、受け入れることを自己受容と言います。
自己受容ができるようになる、つまりありのままの自分を受け入れ、自分を丸ごと愛せると、自己肯定感を持つことができるようになります。
自己肯定感を高めていくと、自然と自信につながっていくでしょう。
まとめ
本当の自分を出せない原因の解説と本当の自分を出すポイント3つをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
本当の自分を出せないと窮屈な気持ちになってしまいますが、「良い子ちゃん」を演じるのも要領が良い証拠で、嫌われない為、自分を守る為の自己防衛とも言えますよね。
とはいえ、自分と一生付き合っていくのはあなたなのだから、人に合わせて自分を偽ることだけは止めましょう。
いつも自分に正直に!今日も必要な方に届きますように。