突然ですがあなたは、「何も思いつかない」「考えても浮かんでこない」そんな頭の中が空っぽになってしまったような経験はありませんか?
何かを創造する上で欠かせないアイデアですが、私は絵を描くときに、「オリジナリティ溢れる作品を描こう!」と張り切るものの、実際は何も思いつかずに手が止まり、行き詰まることってよくあります。
そんなときは、インスピレーション力が衰えているので積極的に鍛えましょう!
本記事では、アイデアが何も思いつかないときや、行き詰まってしまったときに試して欲しい対処法3つを、インスピレーション力を軸にお伝えしていきますね。
そもそもなぜ思いつかないのか?
何も思いつかないとき、それ即ち思考停止に陥っている状態ですが、これは人間の本能によるもので、「今のままで問題ない」という現状維持を選んでしまっているのが原因となっていることがあります。
何か新しいことを考えたり、取り組んだりすることは、実は脳にとって負荷がかなり重い作業なので、何も変えずに今の状態を維持したほうが、当然楽なわけですよね。
その結果、現状の快適で居心地のいい状態を維持する、「ホメオスタシス」という人間に備わっている機能が働いてしまうのです。
そこで思考停止から脱するためには、思考を前進させる習慣を自発的に行って行かなければなりませんが、まず大切なのは現状を疑うことになります。
例えば、あなたが普段当たり前だと思うことに対して、「これって本当に正しいのかな?」「今のままでいいのかな?」「もっと別の方法はないのかな?」と疑問を持つことで、止まっていた思考を前に進めていくことができるのです。
何も思いつかないときの対処法3つ
何も思いつかないとき、インプットとして本を読んだり映画を見ることは、アイデアを得るには手取り早い方法と言えます。
しかしそれでも何も思いつかない、時間だけが過ぎていき、気持ちばかりが焦って余計に空回ってしまう…そんな負のスパイラルを断ち切るために、ここでご紹介する3つの方法でアイデアに必要な、「インスピレーション力」を鍛えていきましょう!
①自然に触れる機会を増やす
インスピレーション力を鍛える為には、普段から自然に触れることが最もオススメの方法です。
例えば、休日は山など緑の多い場所に出かける、通勤時間や空いた時間で公園を散歩する、家の中に生花を飾るなど、いろいろな方法で取り入れてみてください。
つまるところ、私たちの心と体は密接に繋がっているので、まずは五感をたくさん刺激できる自然と触れ合える場所で、心と体を自由に解き放ってみましょう。
視・聴・嗅(きゅう)・味・触、これらの五感を普段から満遍なくフル活用していると、体で感じる心地よさや違和感がわかるようになります。
②ふと思ったことをすぐに行動する
インスピレーション力を磨く為には、頭であれこれ考えるよりも、「ピンと来た」ことを信じてすぐに行動することが大切です。
例えば、「こっちかな?」と感じたら、「気のせいだ」と無視するのではなく、最初に感じたことをそのまま行動に移してみること。
すぐに行動することで、トライ&エラーの回数も増え、行動してみた上で得た気付きやフィードバックを活かしていけば、アイデアの幅が広がるでしょう。
頭で思考して答えを出すのではなく、なるべく心や体の感覚に問いかける意識を持ちましょう。
③自分と向き合い見つめ直す
インスピレーション力を研ぎ澄ます上で、「自分と向き合い見つめ直す」ことは欠かせないワークになります。
あなたの人生はストーリーそのもので、幼少期の記憶、家族や周りから受けた影響、自分にまつわる全てを内観して深く掘り下げてみましょう。
自分はどんなことが好きなのか、嫌いなのか?どんなときにどんな感情が湧くのか?そのとき体はどんな感覚になるのか?じっくり観察してみてください。
はじめはうまくできなくても、意識して繰り返すうちに、自分の心と体とどんどんコミュニケーションが取れるようになり、内側の声を聞くことができるようになりますよ。
以上の3つを実践して、インスピレーション力が身に付き慣れてきたら、さらに高めるために、瞑想で無になれる時間を作りましょう。
瞑想が苦手という方は、ボーっとする、自然を散歩する、ヨガをする、踊る、雑巾掛けをするなど、要は何かに集中している時間があればなんでもOKです。
私が実践しているパステルアートを日常に取り入れることもオススメです!描いたり色を塗る作業は集中できるので瞑想と同じ状態になれますよ。
せっかくインスピレーション力が使えるようになってきても、日常に追われて時間や気持ちに余裕がなくなると、心で感じるよりも頭で考える癖がどうしても戻ってしまいますから、日頃から意識することがとても大切です。
まとめ
アイデアが何も思いつかず、不安と焦りで一杯になったら、まずはそのまま全部を受け入れて、深呼吸=瞑想で落ち着きましょう。