これまでの人生で「自分にとって必要な人」がどのくらいいるのか考えたことはありますか?
人間関係の棚卸しをしてみると、自分にとって絶対必要な人というのは、案外一握りだったりしますよね。
私も上京した当時は、友人は多ければ多いほうがいい、一期一会をモットーにたくさんの人と交友関係を続けてきましたが、誰とどのように過ごすかによって、環境や状況は大きく変わることを体験してきました。
要するに、どんな人と一緒に過ごすかによって、人生が決まるといっても過言ではないのです!
そこで今回は自分にとって必要な人とは、どんな人なのか?その見極め方についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
自分にとって必要な人は2タイプに分かれる
まず自分にとって必要な人とは、「大事な人」と「大切な人」に分けることができます。
二つは似ているようで微妙に違いますから、人生でうまく使い分けて付き合っていくことが重要です。
①大事な人
「大事な人」とは「価値のある人として、欠くことのできない人、ある物事の存否にかかわるような人」になります。
例えば、仕事での重要性を表す場合に用いられますが、「大事なお客さま」「キーマン」などというように扱われ、この人は自分にとってどんな利益をもたらすのか?を考えて接している場合が多いでしょう。
②大切な人
「大切な人」とは「一番必須であり重要な人、丁寧に扱っている人」になります。
例えば、家族や恋人などのパートナー、友人達のことですが、「一番必須」ということから「大事」よりもさらに重要度が高いと考えられ、より主観的・感情的な要素を含んでいる人であるといえます。
自分にとって必要な人の見極め方4つ
ここからは、自分にとって必要な人の見極め方について、くわしく解説していきます。
「本当に自分を必要としてくれているのか?」「ただ都合よく利用されているだけなのか?」それがはっきり分からず関係を続けていては、不安でモヤモヤしますよね。
一つ言えるのは、「友は類を呼ぶ」というように、自分と似たような価値を共有できるパートナーや友人同士では、より安定した関係を長期的に築ける可能性が高くなり、あなたと近しい関係を持つことができるということです。
では早速、具体的な見極めのポイントを4つに絞ってご紹介していきますね。
①信用できるかどうか?
必要かどうか考えるときに、その相手との過去の記憶を辿り、何か問題やトラブルがあったとき、相手のとった行動は信用できるものだったでしょうか?
この先付き合っていく上で、「信用できるかできないか」はとても重要な判断基準になりますので、見極めに迷うなら最初に考えてみるといいでしょう。
②傷つけられことがあるかどうか?
今まで付き合ってきた人の中で、あなたを幾度となく傷つけたり、とても理不尽なことを押し付けてきた人はいませんでしたか?
これは非常にわかりやすい判断基準なので、もし思い浮かんだ人が1人でもいた場合、その人とは無理してまで仲を修復したり、これからも付き合いを続けていく価値はないといえます。
③会えないと寂しいかどうか?
その人を考えたとき、「また会いたい、会えなくなるのは寂しい」と少しでも感じた場合は、相手に対して愛着が残っている証拠です。
その状態で縁を切っても後悔が残るだけですので、その人とこれからいかに良い関係を築けるか?関係を強化していけるか?を考えてみましょう。
ちなみに、「特に寂しくない」と感じた場合はその人とはそこまでということです。
④直感的にどう感じるか?
どうしても判断できない、答えが出ないのなら、最終手段として直感に頼ってしまいましょう!私もよく使いますが、使えば使うほど冴えてくるのがこの直感です。
「この人と一緒にいたらストレスだな、楽しくなさそうだな」「この人とは何だかすごく気が合いそう、話が通じる!」と自分の勘を働かせるのは究極の手段になりますよ。
いかがでしたでしょうか?それぞれの判断基準で考えてみると、かなり振り分けが楽になるのではないでしょうか?時には人間関係も思い切って断捨離することをお勧めします。
人生は有限ですから、間を置くべき人と、時間をもっと共有したい人が誰なのかを考えて行動していきましょう。
まとめ
人は生きていく中で価値観が変わったり、ズレが生じることによって、今までの人間関係が全く変化してしまうのは決して珍しいことではないでしょう。
もしあなたがより良い方向へ、もっと前へ進みたいと思ったとき、プラスにならない人間関係をダラダラ続けていくのか、間を置いたり切っていくのかは全てあなた次第。
あなたも今回ご紹介した、「自分にとって必要な人の見極め方」を参考にすれば、きっと簡単に判断して見分けることができますよ。
これからも素敵な人間関係を築いていく為にも、ぜひこの機会に今一度、人間関係の棚卸しをして、あなたの人生にどんどん新しい風を吹き込んでいってくださいね。