嫌なことが忘れられない、失敗したり嫌な人に会うと、一日中考えてしまうことってありませんか?酷い場合、昔あった嫌な出来事でも昨日のように思い出され、なかなか脳裏から離れないなんてことも。
嫌な出来事や記憶が忘れられなくて、ずっと怒りや悲しみといった感情に翻弄されるのはツライですよね。
なぜ嫌なことほど忘れられないのか?その疑問について結論から言うと、人間の脳は失敗を繰り返して死なない為に、生命の危険や恐怖に繋がるような嫌な出来事ほど、強く忘れないようにして身を守っているのです。
そこで今回は、人間の脳の仕組みをよく理解して頂き、嫌なことを忘れるためのシンプルな方法3つをお伝えしていきます。
嫌なことが忘れられない!そのワケ…
嫌なことが忘れられないと一言で言っても、「異常に忘れられない」と引きずってしまう人もいれば、「たまにある、ほとんどない」と引きずらない人がいることも事実。
いずれにせよ、できるなら嫌な記憶だけを忘れ去り、楽しかったことや嬉しかったことをずっと覚えていたいですよね。
しかしそんな思いとは関係なく、人間の脳が失敗などマイナス体験を強く記憶に残すのは、同じことを繰り返して死なない為、脳が成功などプラス体験をすぐに忘れるのは、発展や成長によって現状を変化させない為です。
私達の生命が本来生きている意味は、現状を維持して明日も生き続けることなので、脳は現状を維持するために頑張る性質を持っていますから、生存する為には快適さは必要なく、危険を避けることを優先して、また同じ目に合うことを回避しています。
例えば、豪華な高級ディナーを食べることよりも、何も食べられない期間を減らすほうが大事ですし、明るくて歩きやすい道よりも、命を危険に晒す恐れがある道を避けて通るほうが大事なんですね。
このように快適なことではなく、危険や嫌なことを強く記憶してしまうのは、もはや我々生物の宿命とも言えるでしょう。
一見ひどいと思うかもしれませんが、よくよく考えてみれば、生きているだけでありがたくて奇跡なのかもしれませんね。
嫌なことを忘れるには?シンプルな方法3つ
あなたは普段から嫌なことを忘れる技を身につけているでしょうか?また、どうしたらいいのか考えたことはありますでしょうか?
単純に時が過ぎるのを待つのはモヤモヤしますし、お酒やドカ食いなどちょっと自暴自棄になってしまうのもできれば避けたいですよね。
嫌なことが起きてしまったとき、考えても仕方のないことをずっと考え続けるのではなく、そこから前進するためにはどうしたらいいのか?それを考え改善していくのが大切。
ここでは具体的に、誰でも明日から実践できるシンプルな方法を3つお伝えしていきますね。
忘れる技① 好きなこと、楽しいことをする
まずはあなたが好きなこと、楽しいことを現実逃避するくらいの気持ちでやってみましょう。
例えば、ひたすら趣味に没頭するのもいいですが、好きな食べ物を食べる、映画を見る、昼寝をする、ショッピングをするなど、気分が上がってワクワクするような行動であればなんでもOK。
忘れる技② 考え方、視点を変える
オススメの技になりますが、それは考え方や視点をすぐに変えるということです。
人は嫌なことが発生するたびに、「ああしなければ良かった、ああしておけばうまく行っていた」と嘆きますが、「逆の選択をしていたら、もっと最悪な状況になっていたかもしれない」とは考えません。
だからこそ、「この程度で済んで良かった」「嫌なことが起こった次は良いことが起こる」「これは成長する為に与えられている」とすぐにプラスの考えや視点に変えてしまいましょう。
忘れる技③ 紙に書き出してみる
嫌なことがあったら、その出来事や感情などを紙にペンで書いてみましょう。
書き出して振り返ると、「自分は何が嫌だったのか?」が客観視できるので、同じような場面に遭遇しても怒ったり嫌な思いをせずに済むようになります。
この第三者目線で冷静に客観視できることがとても大切な技にもなります。
紙に書き出すのが面倒なら、Twitterに自分だけの鍵垢を作って吐き出すのもお手軽な方法でしょう。
私はいつもポジティブな気分でプラス思考でいることはすごく良いなって思っていて、常に自分の精神状態と向き合うことは必要だと思うんですよね。
また、忘れる技を十分に身につけられたら、同じく忘れる力の重要性も強く感じています。
まとめ
嫌なことを忘れるためのシンプルな方法3つをお伝えしてきました。
現状を維持して明日も生き続けるという人間の本能、脳の仕組みもご理解頂けましたでしょうか?
嫌なことがあると、気分が落ち込んで何もやる気にならないのはもちろん、嫌なことを何度も思い出してしまうと、その傷跡は深くなり、トラウマや恐怖となっていくので、そうなる前に今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
嫌なことはさっさとすぐに忘れて、いつでも明るく前向きに歩んでいきましょう!