仕事や人間関係でイライラしたり、モヤモヤすると、ふとした瞬間「無になりたい。」そう思うときってありませんか?
私も派遣社員だった頃、深夜0時近くまで残業したときは「無の心で仕事するしかない…。」とよく考えていたものです。
このように無になりたいと思う心の原因は「日常生活に疲れてどこか遠くに逃げ出したい。」「嫌なことは何も考えずに空っぽになりたい。」というケースが多いのではないでしょうか?
しかし仏陀でもない限り、人が完全に無になるのは非常に難しいことですよね。
そこで今回あなたにお話ししたいのは、無になりたいと思うよりニュートラルな感情になれれば大丈夫!ということです。
これさえ知っていれば簡単に気分を楽にすることができます!早速ご覧くださいね。
無になりたい、それよりもニュートラルな感情を!
無になりたいと思う前に、感情をニュートラルにすることをおすすめしますが、それがどんな状態なのか理解しておきましょう。
感情には様々な種類がありますが、大きく分けて以下3つしかありません。
- 気持ちが良い
- 気持ちが良くない
- どちらでもない
3つ目のどちらでも無いというのがニュートラルな感情になりますが、感情を消すという表現が分かりやすいでしょう。
つまり、意識はあるが感情はない、無感情な状態のことです。
ということで、完全な思考が0の状態=無になることよりも、感情において無になるニュートラルな状態を目指していきましょう。
そもそも私たちは、嬉しいことや楽しいことよりも、怒ったり憂鬱になることのほうに目が向いてしまいがちですよね?
あなたも本当は気持ち良さを求めているのに、実際には気持ちの良くない感情にばかり反応していませんか?いつだって人は感情に振り回されているのです。
ですので、感情において無になりニュートラルな状態になることで、感情に振り回されにくくなり、ネガティブに傾いても感情をコントロールしやすくなります。
いつでもニュートラルな感情でいられれば、わざわざ心を無にしなくて済むので、人生のさまざまな局面で大きな武器になります。
ニュートラルな感情になるために瞑想は必要?
無になりたいのであれば、真っ先に思い浮かぶのは瞑想ではないでしょうか?また、最近注目を浴びているマインドフルネスもその一種です。
瞑想やマインドフルネスは私もやっていますが、残念ながら思考が入らない状態はほぼないと感じています。
強いて言えば、深い呼吸をしている間だけは、口や鼻、お腹に意識を集中して感覚を使うので、思考は入っていない状態でしょう。
とはいえ、やはりニュートラルな感情になるための土台作りには、瞑想やマインドフルネスがおすすめですね。
なぜなら、呼吸に集中して感覚に意識を向けることは、実はニュートラルな感情になる為には一番重要になるからです。
手っ取り早くニュートラルな感情になれる方法
ここでは、先ほど紹介した瞑想よりも、もっと手っ取り早くニュートラルな感情になれる方法をいくつかご紹介しますね。
感情がイライラやモヤモヤなど気持ちが良くない、ネガティブに振れているとき、まずやることは自分の感情を無視しないで、気づいてあげることです。
気持ちに気づいて認め、その感情を感じ切ったら、感情をニュートラルにもどす行動をとります。
行動することで、少しでも良い気持ちになれたら、心に隙間や余裕が戻ってくるでしょう。
この余裕がある感じが、選べる自由がある感覚で、一番心に素直になれるポジションになります。
ですので、まずはニュートラルポジションを目指しましょう。
行動する上でのポイントととして、無理に良い気持ち、ポジティブにならなくても大丈夫ということです。
「気持ち良く、ポジティブにならなければいけない。」という考え方は、自分の行動を評価することと同じになるので「できている、できていない。」という◯か×の思考から抜けられず、正解に進んでいるつもりなのに、苦しみも同時に生んでしまいます。
以上を踏まえた上で、さまざまな行動を試してみましょう。
ニュートラルポジションに戻すための行動
ここでは私もよく実践している例も挙げながら、日常でもすぐにできる行動をご紹介していきますね。
どれもちょっとした日常生活の中での動作ですが、感覚を意識してやることで、気持ちの良くない、ネガティブな感情をゼロリセットできますよ。
・おいしい物や好きな物を食べる
・ぐっすりとよく眠る
・お風呂にゆっくり入る
・映画や音楽鑑賞をする
・好きな本を読む
・森林浴をする
・青空や星空を見上げる
・好きな香りを纏う
・大好きな人を抱きしめる
・掃除や断捨離をする
・運動をする
・土を触る
・グラウディングする
・絵を描く
・ノートに日記や自分の内側を書き出す
以上、簡単なものばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。
今回は無になりたいあなたへ、ニュートラルな感情になることをおすすめしてきました。
ニュートラルな感情になる方法もご紹介しましたが、ポイントはニュートラルな感情になるには、感覚を意識することでしたね。
平常心で、ニュートラルな感情でいることができれば、感情に押し流されず、人間関係や環境の変化に強くなれるでしょう。