「無になる」くらい、自分が好きなことに没頭できたら、きっと心や頭が軽くなって、楽になれるだろうと思ったことはありませんか?
好きなことに集中する時間を持てずにいると、いつの間にか「疲れた」「早く寝たい」など、ネガティブな言葉が口癖になってしまうかもしれませんよね。
毎日のように、ネガティブな言葉が出てきてしまうのは、無になることを行っていないことが原因の1つといえます。
そこで今回は、「無になる」とはいったいどんな状態なのか?無になることで得られるメリットについてくわしくご紹介していきます。
無になるとは自我が働かなくなる状態のこと
無になるとは、つまり無心になるということですが、具体的には「自分という意識・自意識・自我(エゴ)」が働かなくなっている状態のことです。
さらにもっというと、欲望や執着などの煩悩から離れた状態のことを意味します。
ちなみに、そのほかにも「ネガティブな感情や雑念から離れる」「何かに没頭して無邪気な様子」といったことを表したり、様々な解釈がありますよね。
無になることのメリット4選!
無になるという意味を理解したところで、ここからは無になることで得られるメリットをご紹介していきますね。
現代人は、スマホやパソコンなどがあるため「無になることが苦手」といわれています。
いくら「無になる時間をつくる」と思っていても、スマホの通知が気になってしまったり、ゲームやネット依存の傾向が強いからです。
ここでご紹介するメリットを知ることで、「無になること」が私たちの生活にどれだけ大切なのかが分かりますよ。
無になるメリット①メンタルを安定させてくれる
忙しい毎日のなかで、「今日も怒られた」「嫌なできごとがあった」などが積み重なっていくと、メンタルが不安定になっていきます。
その結果、「急に涙がでてくる」「そのことを考えると体調が悪くなる」などといった支障が体に出てくるでしょう。
そこで「無になる時間」を意図的につくっていくことで、自己嫌悪や嫌なことを一時的に考えなくなり、脳へのストレスを減らすことができますよ。
脳へのストレスが少しずつでも軽減されていくことで、メンタルが徐々に安定していくのです。
また、「無になる時間をつくれる」ということは、心に余裕ができてきた証拠でもありますよね。
無になるメリット②リラックス効果がある
無になることで、ストレスや疲れを軽減するだけではなく、睡眠の質を上げるほどのリラックス効果も得ることができます。
無になる時間といえば、主に瞑想があげられますが、数分でも「無になる」ことを続けていけば、頭の中をリセットすることができるのです。
もし、「人間関係に疲れた」「仕事が耐えられそうにない」という場合には、「無」になる時間をつくってみてはいかがでしょうか。
無になるメリット③幸福感を味わうことができる
無になることを行うことで、自己嫌悪などの負の感情を消し去ることができますよ。
負の感情が消えていくと、幸せホルモンと呼ばれる脳内物質「セロトニン」の分泌が促進されます。
このセロトニンが増えていくことで、自然とポジティブな感情を抱きやすくなっていき、気持ちが明るく精神的にも安定していきます。
無になるメリット④ひらめきやアイデアが生まれる
無になることで、突然のひらめきやアイデアを思い浮かぶ可能性があります。
毎日のように「これをしないと」「あれもやらなくては」という環境では、よいアイデアは思いつきません。
もし、プレゼンなどで「アイデアが思い浮かばない」と悩んでいる人は、頭をフラットな状態にすることができる瞑想などを試してみてください。
無になると感情に左右されにくくなる
「もう〜、なんなの…」というイライラなどが口癖になっている人は、あらゆるできごとに関して、感情的になりすぎている可能性があります。
感情的に毎日を過ごしていると、冷静に考える時間を持つことができないため、心身ともに無駄な疲れを感じてしまうのです。
では、どうしたら感情的にならずに済むのか?それは感覚に意識を向けていくことです。
例えば、イライラしてしまったら深呼吸をする、おいしいものを食べるなどのように「感覚的に幸せ」を感じ取れることができれば、感情も自然とおさまっていきますよ。
瞑想の場合では、マインドフルネス瞑想を日常的に行っていくことがオススメです。
- 仕事を効率的にすすめられる
- 日々の疲れやイライラがすくなくなる
- 相手を考える余裕がもてる
- 精神病などの予防になる
このようなメリットがあるので、職場や家庭で生まれるちょっとした悩みも、「無になること」で解決することができるかもしれません。
まとめ
今回は、「無になる」とはいったいどんな状態なのか?無になることで得られるメリットについてくわしくご紹介してきました。
日常的に「無」になることを意識していくことで、今までの考え方に変化が現れる可能性もあります。
自身の成長のためにも、ぜひこの記事を参考にチャレンジしてみてくださいね。