あなたは怒りや悲しさなど「行き場のない感情」をどうやって処理していいのか分からず、ネガティブな感情になり、途方にくれたことはありませんか?
ちょっとしたケンカやいざこざが引き金となり「この人のことが絶対に許せない!」とぐちゃぐちゃになってしまった感情って、どんなに忘れたくても記憶の断片が残ってしまうことってありますよね。
私も結婚して夫と同居し始めた頃は、家事や世間の常識的な面において、お互いの価値観や考え方の違いを受け入れられず、よく口論になって怒りを感じていました。
そんな感情を、うまく受け流して、さっさと気持ちを切り替えていく方法があります!本記事を読むことで、あなたは行き場のない感情に左右されなくなるでしょう。
行き場のない感情の処理方法
あなたは相手との間にトラブルや悩みが生じたとき「許す許さない、恨む恨まない」と言った二元的な思考にハマっていませんか?
二次元的な思考が強ければ強いほど、焦りや苛立ち、悲しみや辛さが入り混じったぐちゃぐちゃな感情になり、どうやったら解消できるのかが分からなくなってしまいます。
例えば「恋人とつまらないケンカで別れてしまった」「会社で急に転勤を言い渡された」など、ショックでマイナス感情になりがちですが、人によっては「そんなことは大したことじゃない、新しい出会い、新しい出発の始まりだ!」と思うような出来事かもしれません。
物事って、良い悪いのどちらか一方だけの判断さえしなければ、簡単にその意味を変えることができるのです。
ここからは、二元的な思考から抜け出し、行き場のない感情を処理していく為の方法を3つお伝えしていきますね。
①最善ではなくより良い選択をする
自分の感情が怒りや悲しみでいっぱいのときは、すぐには最善の選択をしにくいですよね?
そんな時、自分の感情を客観的な視点で捉え、冷静に自分を見つめて次の行動を決めることでより良い選択ができるでしょう。
この自分自身を客観視する能力を「メタ認知」といいますが、社会へ出て仕事をする際などにはかなり役立つスキルになります。
②今を意識して過去を引きずらない
「あのとき本当はどうしたらよかったのだろう?なんであんなことを言ってしまったのだろう?」と過去の怒りや悲しみを思い出して、あれこれ考えを巡らすことに意味はありません。
なぜならあなたという存在は、毎瞬、毎瞬、常に新しく生まれ変わっていて「今この瞬間」にしか生きられないからです。
今この瞬間において「過去はすでに存在していない」=「幻」なので、そのことが腑に落ちると、過去に引っ張られることが減ってきます。
それでももし、そんなふうにパッパッと気持ちや思考を切り替えられない、どうしても思い返すほど執着があるのなら「本当は怒ってもいいし、悲しんでもいい、そう感じているんだね」と、ありのままの自分の感情を優しく受け止め、ぐちゃぐちゃになった感情としっかり向き合って認めてあげましょう。
③ストレス発散をマメにする
ストレスが溜まると、どうしても押さえきれず表情や言葉遣い、態度に出てしまいますが、簡単に感情に支配されない人は、マメにストレス発散していることが多いです。
発散というと運動が定番ですが、汗と共に心や体に溜まった老廃物を流しましょう!外に出るのが億劫なら、室内でのヨガやストレッチ、瞑想だけでも大いに効果がありますよ。
特に呼吸を意識した瞑想は、脳科学的にもリラックス効果が期待できると言われていて、自分の感情と向き合うには一番良い方法です。
究極の方法で自己処理できる!
過去の記事でもご紹介しましたが、今すぐ行き場のない感情を処理したい!という時に使える応急処置をお伝えします!
まずは紙やノート、ペン、パステル、クレヨンなどの画材を用意してください。
そして行き場のない感情を毎日好きなだけ、紙に描く、ノートに書くだけです!
文章の表現がしっくりくるなら文字で、そうでなければパステルやクレヨンを、できるだけ直感に従って選んだ色を使って思いきり塗ってみましょう。
怒りや悲しみなど嫌なことがあるたびに、ネガティブ思考でぐちゃぐちゃになりながらで良いので、正直につらつらと飽きるまで感情を吐き出しましょう。
涙が出てスッキリしたり、下を向いていた感情が少しでも上に向くのがわかるでしょう。
まとめ
人と衝突したり、物事がうまくいかない状況で行き場のない感情を抱えるのは本当に辛いですよね。
そんな時に感情をうまく受け流して、パッと気持ちを切り替えていく方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?ぜひ参考にされてくださいね。
大切なのは自分自身を客観視するスキルを持つこと、今この瞬間を生きること、そしてストレスを溜めない、そんなことを意識しながら、自分の感情とうまく付き合って行ってくださいね。
どんな感情もありのまま受け止め、あなた自身を大切に愛せますように。